晴れて仮免試験に合格したら、その証明として仮免許証が発行されます。この証明書があれば公道を走れる(練習に限る)ようになります。
はじめはとにかく恐いです(車ぶつけたらどうしようとか、最悪なことばかり想像してました)。毎回お腹が痛くなるほどド緊張してましたね。
さらに、ここから応急救護や高速道路教習といった複数人で受けるセット教習もあり、社会人にとっては(少し)大変かもしれません。
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仮免取得~卒業までの期間は?
仮免試験に合格すれば、教習も折り返し地点。いよいよ公道での教習になります!学ぶことがまだまだ多いと思いきや、そうでもないんです。
公道による教習では、場内コースで学んだことの復習になります。新たに運転技術を学ぶということはありません。
場内コースでは、20キロも出していませんでしたが、公道では40キロ以上で走ります。スピードを出すのは最初は怖いかもしれません。
あと、セット教習といって複数人で同時に受ける教習もあります。卒業の目安としては1~2ヶ月程度といったところです。
自動車学校にも慣れてくる頃
ここまでくれば、自動車学校にも慣れてきます。学科・技能の受け方、スケジュールの調整などスムーズにできるようになります。
あとはいかに運転操作を向上させるか、仮免合格で運転の基本操作は身についているので、あともうひと踏ん張りです!
公道走行前に受ける教習
公道を走る前に場内コースで「縦列駐車」と「方向変換」を練習します。あと、車の位置調整の方法として「幅寄せ」も練習しました。
縦列駐車と方向変換は卒業検定の時の課題に含まれているので、マスターしておく必要があるのでしっかり練習しましょう!
ちなみに、自動車学校で教わる縦列駐車や方向転換は、ポールを目安にした方法で教わったので、実践向きではなかったですw
仮免取得後も運転に慣れないのは当然
人によって違ってくると思いますが、仮免許証を取得したからといって、多くの人がスムーズな運転はできません。
私がそうでした。そもそも、まだ運転時間が十数時間程度しかないわけですから、当たり前のことですよね。
複数生徒で受けるセット教習とは?
今までは、基本一人で教習を受けていました。しいていえば、仮免試験のときに、後ろに他の生徒さんが同乗していたくらい。
ですが、ここから複数人の教習生と一緒に受けるセット教習が入ってきます。私が通っていた自動車学校では、
- 原付技能教習
- 応急救護処置教習
- 危険予測ディスカッション
- 自主経路教習
- 高速教習
がありました。
若い生徒さんたちと一緒に教習を受けなきゃいけないので、正直キツイ部分はありますが、淡々と受けるしかないです。
原付技能教習
原付自動二輪を乗る教習になります。普通自動車免許を取得すると、原付自動二輪も乗ることができるようになります。
そのため、自動車学校によっては、原付教習を設けています。指導員一人に対して、5~6名ほどで教習を受けました。
はじめに指導員から、操作方法を教えてもらいますが、その後は場内コースを原付で走行する練習になります。
応急救護処置教習
応急救護処置について学ぶ教習になります。二時間通して行われ、前半はビデオ鑑賞、後半は人形を使っての実践になります。
8~10名ほどで教習を受けます。個人的に心配だったのが人形を使った実践でしたが、実際は心配無用でした。
というのも、コロナの影響で人工呼吸の練習ができなくなったようで、主に心臓マッサージの練習がおこなわれます。
よくネットの口コミにある「恥ずかしかった」「声だしが嫌だった」といったことは、コロナで状況が変わった今はないと思っていいです。
危険予測ディスカッション
二時限にわたり行われる教習で、2~3人ほどの生徒で教習を受けます。自分の運転を他の生徒さんに見られるため、少し緊張するかもしれません。
前半は注意が必要な道路(見通しの悪い場所、点滅や矢印がある信号機など)の走行。後半は、前半の走行を踏まえ教室で話し合います。
一人一人の走行について、良かった点や改善点を言い合います。指導員が誘導してくれるので、話し合いというより意見を言う感じです。
自主経路教習
あらかじめ目的地を設定し、その場所まで指導員の指示なしに運転していきます。2~3名ほどで教習を受け、一人ずつ交代で運転します。
あらかじめ自動車学校周辺の地図が渡され、目的地となる主要な場所は決められているので、方向音痴の方でも全然大丈夫です。
今はカーナビがあるので、それほど重要な教習ではないようです。実際は、指導員が指示してくれることが多いです(笑)
高速教習
高速道路(ここでは高速自動車国道を指します)を運転する教習です。この教習も2~3名ほどで受ける複数教習です。
指導員が指示通り運転すれば大丈夫です。合流を乗り切れば、あとはほぼ直線の道なので、市街地より運転は楽です。
複数教習を回避することはできる?
基本ないです。ただし、閑散期に入校すれば、そもそも通っている生徒さんが少ないので、少人数(場合によっては一人)の教習もあります。
実際、私は9月後半に入校したんですが、生徒さんがほとんどいなかったので、基本一人で受けることが多かったです。
詳しく知りたい人用卒業検定までの準備
卒業検定は、仮免試験のときと同じながれなので迷うことはないと思います。ただ、卒業検定では運転試験のみ行われます。
卒業検定を受けるには、必要な技能と学科時間を満たしていること、効果測定に合格していること、みきわめに合格していることが条件です。
- 技能・学科の必須時間満たす
- 効果測定の合格
- みきわめの合格
卒業検定の流れ
- 技能試験:公道と場内コースを走行
- 所要時間:15分程度
卒業検定では、交通ルールを順守した安全及びスムーズな運転を見られます。また、路上停止も含まれています。
場内コースでは、縦列駐車、方向変換のどちらかが課されます。これまで練習してきた通りに運転すれば問題ないです。
実は、私は卒業検定を一度落ちました。理由は、黄色信号が点滅しているときに、停止せずに進もうとしたからです。
指導員に急ブレーキを踏まれてしまい即刻アウトになりました(汗。二回目でようやく合格することができました。
再試験の料金は?
不合格後に、すぐに再試験は受けられません。必ず1時限の補習を受ける必要があり、この補習料金が請求されます。
このほか、卒業検定の追試試験の料金も請求されます。再試験にかかる費用は合計で約1万円ほどになると思ってください。
自動車学校の卒業式
卒業検定の結果はその場で伝えられ、合格すればそのまま卒業となります。別室にて、偉い方のお話を聞き解散します。
ネットではネガティブな意見ばかりが目に入りがちですが、実際に入校してみると、全然たいしたことないです(ホントです!
一部恐い指導員はいるかもしれませんが、スタッフみなさん礼儀正しく丁寧に対応してくれます。恐がる必要は何もないですよ。
卒業後のスケジュール
自動車学校を卒業しても、まだ免許は交付されません!運転免許センターで実施される本免実技試験に合格して、晴れて免許交付です!
つづく