入校手続が済んだら、いよいよ運転に関する教習です!スケジュールは、教習生の都合や自動車学校の混雑状況などによって違ってきます。
ただ、免許は国家資格、教習内容は法律で定められたルールに則って受けていくので、ギチギチに詰めて受けることはできません。
ここでは、仮免試験までの私の体験談を紹介していきます。どのくらいの期間で仮免試験を突破したのか、参考にしていただければと思います。
入校決意編はコチラ[toc]
仮免(仮免試験)までの期間の目安は?
自動車学校に入校したとき最初に受けるのが入校説明会です。ここで、教習の受け方や仮免や卒検に関する説明を受けます。
教習は「技能」と「学科」の二種類
教習と一口にいっても、交通ルールなどを座学でおこなう「学科」と、自動車を実際に運転して走行技術を身につける「技能」があります。
- 学科:座学(教習時間制限ナシ)
- 技能:運転練習(教習時間制限アリ)
学科は、一日何時間でも受けることができるんですが、技能は法律で一日に受けられる時間が決められています。
技能教習時間上限技能教習 | 上限時間 |
仮免前 | 一日二時限まで |
卒検迄 | 一日三時限まで |
仮免までは一日二時限まで、仮免合格後からは一日三時限まで受けられます。なんで技能で時間制限があるかといえば、
運転をナメちゃいけない!はじめの頃はとくに、運転後に疲労感がどっと襲ってきたり、肩がやたら凝ってました。
緊張でハンドルを強く握っていたり、目視確認で頻繁に首を動かすので、首回りがメチャクチャ痛くなります。
仮免までの必須教習時間
- 技能:AT車は12時間
- 学科:10講座
仮免取得までに必要な教習時間(技能+学科)はAT車は22時間以上、MT車は25時間以上が必須となります。
このほかにも、私が入校した学校では、効果測定といって、仮免の学科試験の練習テストを事前に受ける必要がありました。
仮免時の効果測定では、50問(100点満点)で90点以上で合格で、ムサシというオンライン学習システム内で受けます。
多くの自動車学校でムサシを導入してるようで、スマホからログインできるので、パソコンがなくても大丈夫です。
ただし、スマホは必須です。ガラゲーではログインできないので。今の時代、自動車学校に通うにもスマホは必須。
技能教習と学科教習の受け方
教習の流れですが、まずは受付にて教習カードを渡します。このとき、受付のお姉さんに挨拶など最低限の礼儀はしたほうがいいです。
学科教習は受付で教習原簿を受け取ります。教習原簿は法律で作成が定められてる書類で、教習生の運転記録が書かれています。
技能教習は受付で配車券を受け取ります。教習がはじまる10分前までに、受付を済ませるルールがありましたね。
教習の雰囲気について
30代の教習生って絶対浮くだろと思ってたんですが、自動車学校に通う人たちはホント様々で、年齢なんて気にしなくて大丈夫。
高齢者教習でロビーには高齢者が多いし、外国籍の方、スーツ姿の方、お子さん連れの方と、ほんとうに様々な人たちがいました。
しいていえば指導員に
「なんで今まで免許とらなかったの」
「就職のとき免許必要じゃなかった」
なんて言われたりします。
でも、たとえば大学が東京とか首都圏近郊で免許なくても大丈夫だったとかありますよね、そんな説明すれば大丈夫ですよ。
【補足】学科のオンライン授業
コロナの影響からオンライン授業を導入する学校が一般的です。自宅で受けられるので社会人にとってはありがたい。
ただ、注意点も必要です。たとえば、授業中、通信状況が悪く切断してしまった場合、その授業は無効で、後日受けなおす必要があります。
大変なのは技能教習でした
学科は暗記なので、時間をかければそれに見合った成果を得られるので、攻略するのはそれほど難しくないはずです。
一方、技能は時間に比例して運転技術が向上するってものではないです。大人になって入校した場合はとくに。
運転すれば技術は向上しますが、教習生によって習熟度は当然違ってきます。運転が苦手な人は苦労すると思います。
指導員は恐いか問題
ネットの口コミを読むと、指導員が怖いといった評判をよく目にしますが、実際はかなり改善しているというのが、私が通って思った感想です。
たしかに怖い指導員はいますが、理不尽な怒られ方はほとんどされません。ただ、上達が遅いと怒られやすいのは事実ですね。
最近は、女性指導員の方も多いようです。私も女性指導員の方に当たりましたが、気を遣われまくり練習になりませんでした(汗
技能教習前の予習は必須
私は運転が上手な方ではなかったので、どうすれば運転技術が向上するのか、ネットで調べまくっていました。
学校が配られた「運転教本」を読み込むのも大切ですが、イラストや文字なので感覚的にいまいち分からない。
巷には自動車指導員ユーチューバーなるジャンルがあり、現役指導員がつまずきやすい技能項目を丁寧に指導してくれてます。
仮免試験までに教わる教習項目は、いくつもありますが、その中でも、S字カーブとクランク、進路変更あたりに苦手な方が多いと思います。
- 発進・停止
- 右左折・交差点通行
- 速度調節
- 走行位置(キープレフト)
- 坂道通行
- S字カーブ・クランク
- 進路変更(障害物含む)
- 踏切通行
S字カーブおすすめ動画
クランクおすすめ動画
教習生の頃に何十回と観てました。動画を予習して頭の中で、自分が運転しているイメージをするとさらにいいですよ。
とはいえ、動画は参考程度に。実際にS字やクランクでつまづいたら、指導員にアドバイスをもらったほうがいいですね。
一番苦手だったのは車両感覚
ちなみに、運転で一番苦手、というか卒業するまで苦手だったのが、車両感覚を掴めきれなかったことです。
そこで、私が実践したのはサイドミラーを見ることでした。横断歩道で止まっているときにサイドミラーをチラッと確認します。
このとき、白線との距離はどうなっているのか。右左折するときしっかり寄せられているかを見ながら修正していきました。
仮免前に待ち受ける無線教習とは?
仮免までは教習は学科、技能含めて、基本一人で受けますが、その中で無線教習という教習が待ち受けています。
この教習では、普段は隣にいる指導員がいない状況で運転します。つまり、一人で運転する教習になります。
走行するコースは事前に教えてもらえますが、三コースくらい用意されていて、そのすべてを覚えるのが大変です。
ただ、私は一人で運転できる技量には達してないと判断されなくなりました。なので詳しいアドバイスはできませんw
いざ!修了検定(仮免試験)!!
仮免試験(修了検定ともいう)があります。試験前に、仮免試験を受ける技量があるか「みきわめ」という項目があります。
みきわめに受からないと仮免試験は受けられませんが、大体合格するので大丈夫。無線教習がなくなった私でさえ受かったので。
みきわめに合格すると検定予約券がもらえます。一回の検定で六千円ほど。検定料金は入学時に支払ったお金から引かれるため、新たに支払う必要はありません。
仮免試験の内容
- 学科試験:全50問
- 技能試験:場内コースを走行
- 学科試験:50分程度
- 技能試験:15分程度
学科試験は勉強あるのみ。試験難易度はそれほど高くないので、社会人であれば一発合格を狙いたいところです。
技能試験は緊張との戦いです。年齢に関係なく緊張するときはするもの。普段の実力が発揮できないこともあります。
不合格の場合は、気持ちを切り替えて再度挑戦になります。私は仮免は一発合格でしたが、卒検で不合格になりました。
技能試験は、なにがあるか分からないので、不合格になっても気を落とさずに、、、でもかなり落ち込みます。
再試験の料金
不合格後に、すぐに再試験が受けられません。必ず1時限の補習を受ける必要があり、この補習料金が請求されます。
さらに、仮免の追試試験の料金も請求されます。再試験にかかる費用は合計で約1万円ほどです。(高すぎますね
仮免試験合格者はその場で伝えられる
仮免試験の合格者は試験当日に合否判定が伝えられます。合格したら、今後のスケジュールなど簡単な確認をして終了です。
仮免合格者には仮免許証が発行されますが、警察署に届ける必要があるため、受取には数日、次回来たときにもらえます。
仮免許証があれば、練習目的に限り公道を走れますが、自動車学校では禁止とはまではされませんが、基本止められます。
仮免までの流れと今後の流れ
ここまで仮免許証を取得するまでの流れを、簡単にですがお話してきました。仮免許証取得までの期間は1~2ヶ月くらいでしょうか。
仮免取得の後に待ち受けているのが、公道での技能教習です!いよいよ場内コースから一般道へとステップアップ!
卒業までもう一息です!学科や技能の教習時間が仮免までのときよりも多いですが、複数教習などですぐに消化されます。
また、運転の操作も慣れてくる頃なので、淡々と教習を受けていれば、あっと言う間に卒業です!もうひと踏ん張り!頑張りましょう!
つづく