自動車学校を卒業しても免許取得はまだです。各都道府県の運転免許センターで実施される、学科試験に合格してようやく免許取得となります。
事前の対策をしていれば、決して難しい試験ではありません!ここでは、学科試験の難易度、当日の持ち物などを説明していきます!
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本免試験の合格率は7割程度
都道府県によって合格率は違ってきますが、警視庁が毎年公表している「運転免許統計」によれば、全国平均の合格率は毎年7割ほど。
本免試験合格率年度 | 合格率 |
2018年度 | 75.9% |
2019年度 | 75.1% |
2020年度 | 77.5% |
※引用元:運転免許統計(警視庁)
私が試験を受けたときは、試験官の方が「今回は7割ほどの合格率でした」と説明していたので、合格率はそのくらいかなと思います。
ただ、外国の方も受験するので、それを加味すると試験対策をしっかりしていれば、十分合格できるレベルの難易度だと思います。
本免試験対策はムサシだけで十分!
免許を取得するとき自動車学校に通いますよね。そこでもらう問題集とムサシというオンライン学習システムの併用で対策は十分です。
時間がなければ、スキマ時間を利用してムサシの問題を解きまくる。これだけでも、実は十分合格圏内に入ります。
本免試験で出やすい問題
標識問題
標識問題は必ず出ると思っていいです。特によく出るのが、「車両通行止め」と「車両侵入禁止」の区別といった紛らわしい問題。
駐車・停止禁止(例外)場所
駐車・停止の禁止場所は、仮免取得後に学ぶ項目ということもあって、本免試験に出題されやすい問題になります。
二輪車に関する問題
普通自動車免許の取得を目指す人にとって、二輪車の問題はイメージが掴みにくく苦手になりがち。あと、AT限定でMT車の問題も同じです。
本免試験合格のコツは?
繰り返しになってしまいますが、ムサシをやりこむことにつきます!市販の問題集とか買う必要も全くないです(お金の無駄)。
自動車学校を卒業しても、ムサシにはログインできますので、本免試験までに何周も繰り返し解けば大丈夫ですよ。
- 練習問題を一通り解く
- 復習トレーニングで再挑戦
- ①→②を繰り返す(三周目標)
まずは練習問題を一通り解きます。解きおわったら復習トレーニングから、間違った問題に再挑戦します。これを繰り返します。
本免試験当日の持ち物
- 自動車学校の卒業証明証(住民票付)
- 収入印紙購入代金
- 仮運転免許証
- 身分証明書
- HB鉛筆・消しゴム
- 免許交付手数料代金
本免試験には住民票の提出が必要なんですが、自動車学校入校時に提出していると思いますが、それを卒業時に返還してくれます。
あと、忘れがちなのがHB鉛筆。シャーペンでは試験が受けられないので、そこは忘れないようにしましょう。
身分証明書について
- 運転免許書(保有者)
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカードなど
自動車学校を卒業するときに本免試験に関する説明を一通り受けると思いますが、身分証明書に学生証や社員証は使えません。
本免試験当日スケジュール
運転免許センターはとにかく混んでいます。本免試験を受ける人だけでなく、免許更新や書き換えなどで多くの人が訪れるためです。
しかも、混雑している上に、学科試験の申込時間が決まっているため、時間内に必要な手続きをしなくちゃいけないんです!
- 本免試験日:火曜日~金曜日
- 受付時間:午前8:30~9:00
受付時間が30分しかなく、しかも混雑しているので、運転免許センターには余裕をもって到着しておくことをおすすめします。
本免試験スケジュール①運転免許センター内で収入印紙購入
↓
②受付窓口で必要書類提出
↓
③適正試験(視力・色覚検査)
↓
④本免試験実施(50分)
↓
⑤合格発表
↓
⑥免許証発行に必要な写真撮影
↓
⑦免許証交付(12時頃まで)
免許証交付までの時間はだいたい12時くらいまでかかるイメージです(合格人数によって多少変わります)。
本免試験の流れ・会場の雰囲気
運転免許センターは、警察が管理する施設ということもあってか、試験官の口調や態度はかなり厳しめで、当然私語は厳禁。
席順は一つ飛ばしに座ります。座る席は決まっておらず、会場に入ってきた順で前から、空いている席に座っていきます。
試験時間は50分で計100問。正誤選択問題、最後の数問はイラスト問題。鉛筆や消しゴムを落としたら、手を上げて試験官を呼びます。
試験問題は、ムサシで登場した問題と似た問題が出ることが多く、ムサシをやりこんでいればそう難しいとは思わないはずです。
本免試験の合格発表
本免試験をおえてしばらくすると合格発表になります。ロビーにある電光掲示板に、自分の受験番号が表示されていれば合格です!
合格者は、そのまま免許証発行に必要な写真撮影に進み、当日中に免許証が交付され、公道での運転ができるようになります。
本免試験に落ちた場合
落ちた場合は再試験となります。再試験日は本免試験を実施している日であれば、いつでも試験を受けることができます。
再試験は毎回試験料がかかります。本免試験が受けられる期限は、自動車学校の卒業検定に合格した日から1年です。
免許証はだれでも取れる!
30代からの挑戦でしたが、無事取得できました!はじめは不安だらけでしたが、あの時勇気を出してよかったと今では思っています。
大人になってからの免許取得は、いろいろとハードルがあるのも事実ですが、迷っているなら勇気を出して取得してみましょう!
最後に自動車学校の体験談も書いています。私と同じく年齢を重ねてから免許取得と考えてる方の参考になれば幸いです。